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第11号7ページ

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大学受験と交野高校
sakura.gif ありがとう交野高校
sakura.gif あこがれの看護師をめざして

sakura.gif [大学受験と交野高校]
神戸大学経営学部1年
第27期生
酒谷 創一郎
 平成12年4月、僕は交高に入学した。しかし、校長先生が言う、「夢」と「目的」なんてのはこれっぽっちももっていなかったし、高校生活への「期待」なんてのは皆無だった。話は中学3年生の3学期まで戻る。この時期にして、いわゆる受験勉強というものは人並みにしていたが、どの高校を受験するかなんて事はまったく考えていなかった。三者懇談で志望校の決定を迫られた僕は、なんとも単純で浅はかな理由で交高を志望校とした。
「一番近いし、電車に乗らんでええし、楽そうやな。」
我ながら恥ずかしい限りである。
 こうして若干ひねくれ気味で交高に入学したのだが、高校生活になんの期待もしていなかった僕を、交高は見事に裏切ってみせた。交高での3年間は半端じゃなく面白かった。
 1年時、僕は師とも言うべき先生に出会った。岡先生と吉川先生である。この2人の先生は僕がそれまでに持っていた先生という人種に対するイメージとはどこか違っていた。
「あんたには力がある。」
2人に繰り返し言われたこの言葉は受験時に僕の支えとなった。また、僕の友人の某I氏はこの2人の神通力により留年を免れた。
 アルバイトもした。労働基準法なんてものは、アルバイトにとっては、あってないようなもので、最初の時給650円。しかも、休みの日にはゆうに10時間は働かせられた。そんなふざけた職場だったが、このアルバイトのおかげで僕は精神的にとても成長できた。そして、この職場で出会った友達や先輩、店長とは今でも交流がある。中でも人生の師匠であり、反面教師でもあるE先輩にはお世話になりっぱなしである。交高では原則アルバイトが禁止されている。理由は「高校の貴重な3年間を無駄に過ごしてほしくない。」という聞こえのいいもっともらしいものなのだが、僕の場合、アルバイトは決して無駄なものではなかった。アルバイトしたことによって得たもの(もちろんお金も含めて)は計り知れないものがある。最終的にこのアルバイトは3年の受験勉強をはじめる前まで続けた。
 2年時、おそらく3年間で最高のクラスだろう。このクラスの男友達は今でもよく集まっている。人生ではじめて酒を飲み、人生ではじめて酒で後悔をしたのもこのクラスの友達とだった。交高で出会った友達をこいつらとは一生きれへんやろなと思えるほどになったのもこの頃だった。高校時代に出会う友達は中学とも大学とも比べものにならないぐらい密な時間を共に過ごしている。僕個人的には、一生の付き合いになるような友達は高校時代にできるのだと思う。
 3年時、否応なく受験という圧力がかかってきた。しかし、高校最後の年。体育祭、文化祭と張り切らないわけもなく、9月の文化祭後には燃え尽き症候群になり、案の定、当分の間、受験勉強は手につかなかった。その後エンジンがかかりだすまでにはしばらくかかった。
 僕は別にほかの高校生と比べて特別な3年間を過ごしたわけではない。客観的にみれば、だれもが経験するような普通の高校での3年間だろう。しかし、僕にとって交高での3年間は今まで生きてきたなかで最高の3年間だった。
 大学に入学して半年が過ぎようとしている。高校との違いに戸惑い、いまいち大学での要領がつかめぬまま前期が終了し、10月からは後期が始まる。残りの大学生活がどう転ぶかはまだ想像もつかない。しかし、将来、大学生活を振り返ったときに、今ここで書いたような文章が書けるよう努力しようと思う。

sakura.gif [ありがとう交野高校]
大阪教育大学1年
第26期生
西原 百合絵
 交高に入学した春、喜びいっぱいの新入生の中、私は複雑な気持ちでいた。受かると信じていた第一志望の音楽高校受験に失敗し、生まれて初めての挫折に大きなショックを受け、その気持ちをまだ整理できないままでの交高入学だったからだ。
 2歳からヴァイオリンを始め、中学になって音楽の道に進みたいと思い、音高に向けての受験勉強を始めた。とは言ってもやるのはヴァイオリンやピアノがほとんどで、学科の勉強は嫌いということもあって、あまりしなかった。今思えば、不合格はあたり前の結果だったと思う。
 交高での最初の半年は、不合格のショックを引きずっていて、学校もあまり楽しくなく、成績も低迷していた。しかし、いつも心の中にこのままではいけないという気持ちがあった。自分が音楽をやるのは勉強からの逃げではなく、好きだからだと心の底から思えるように勉強も頑張ろうと決心した。ヴァイオリンとの両立は決して楽ではなく、特にテスト前は勉強に時間をとられるため、練習が思うようにできず、もっと時間が欲しいなぁと思うこともあった。しかし、その限られた時間の中でなんとかやっているうちに集中力も高まり、勉強の楽しさも知ることができた。このことは、私が交高で得た大きな財産だと思っている。また、音高では得られなかったであろう様々な進路に向けて頑張る友達と共に過ごせたことは、少なくとも今後4年間の大学生活で周りに音楽をやっている人間がほとんどという環境の私にとって、貴重な時間だったと思う。友達と、文化祭の準備で遅くまで残ったり、テスト勉強を一緒にしたり、帰りにコンビニに寄り、お菓子を食べながら、他愛ないことから、将来のことまでいろいろな話をしたりすることは本当に楽しかった。今でも、自転車に乗った交高生を見かけると、高校時代の思い出が懐かしく蘇ってくる。
 一年間の浪人生活を経て、今年晴れて大学生になった。浪人中も交高の先生方はいろいろと気にかけて下さり、励みになった。受験生だったころは、ただ合格に向けて必死だったので周りが見えず、信じられるのは自分だけだと思ってやってきたが、今ふり返ってみると、多くの人に支えられてきたからこそ、今の自分があるのだとつくづく感謝している。現在、大教大(大阪教育大学)の音楽コースで、個人レッスンや、オーケストラの授業、その他音楽家になるために必要な様々な勉強をしている。大学の授業はレベルが高く、大変だと感じることもあるが、志を同じくする仲間と励まし合いながら勉強できることを幸せに思っている。また、大学でできた友達とジャズバンドを組んで、ライブなども行っている。それによって多くの人と知り合い、世界が広がっていくことも楽しみの一つだ。そして、時には練習がつらいと思うこともあるが、今、私はヴァイオリンを弾くことが本当に楽しい。いつか私の演奏で、人に感動を与えられるようにこれからもますますがんばらなければと思っている。

sakura.gif [あこがれの看護師をめざして]
大阪市大学看護短期大学部1年
第27期生
山下 裕子
 高校生活を振り返ってみると、クラスでの行事などが思い出される。特に二年で行った沖縄は、テロ事件があったにもかかわらず何事もなく行くことができ楽しく過ごせたのが印象的である。初めて入ったガマのこと、皮膚がむけるほど焼けたマリンスポーツ、花火、みんなと夜遅くまで話をしたことなど楽しい思い出でいっぱいである。また、二年で看護体験にも参加することができ、初めて白衣を着て、清拭や血圧測定などをした。小さなことだったけれど看護師に一歩近づいた気がして大変嬉しかった。私は、小学生の時から看護師になりたかったため、勉強もほどほどにしていたことも強く印象に残っている。中学生の時に今通っている大阪市立大学看護短期大学部のことを知り、ここの学校に入学できたらなぁと思い高2の時から塾に通い始めた。その年の夏、この学校のオープンキャンパスに参加し、近くに大きな病院があることや最新の医療知識を学べる環境のよさなどにひかれ本格的に目指し始めた。三年になると、受験勉強で楽しいこともない年だと思っていたけれども文化祭はクラスが団結でき最高のものが仕上がった。初めてセーラー服を着て踊り、セットも作ったりして忙しかったけれども最優秀賞を獲得でき、大変いい思い出だ。文化祭が終わるともう受験のことしかなく気分的に辛かった。何を勉強していいのかわからなくなりつつ、受験の日を迎えることになってしまった。最初の数分はあまりにも緊張しすぎて英語の論文を解読することができず、単語を追っているだけで頭の中が真っ白だったのを今でも覚えている。時間にも迫られ、もう無理だと思っていたけれども幸いなことに合格だった。この合格を知った時、大変嬉しくて泣いてしまいました。私は色々な先生にわからないことがあったりしたら聞きに行っては教えてもらったりして随分お世話になった。今では、大変感謝している。色々な先生に助けてもらえたからこそ、この学校に入学することができたのだと思う。
 入学すると、まず高校とは違い90分授業が辛いと思った。また授業の量も多く、レポートもあり毎日がレポートに追われて復習が追いつけなくて大変である。実習の面では、病院実習はまだだけれども、バイタルサインや清拭、体位変換など色々学んだ。大学に入ってアルバイトも始め、毎日忙しいけれども大変充実した学校生活を送っている。来年には短大が4年制大学に変わるため留年はできないので頑張って勉強をし、将来誰からも認められる看護師になりたいと思っている。
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